SBMとイーモバの定額データ通信

 先週発表されてから、実現されるのはいいなぁと思っています。ただしばらくニュースを見ていて、期待もしていますが反面いつものうさん臭さ充満な状態というようにも感じています。いろんな方のエントリも拝見して飲み込めても来ていますが、いまだに疑問がけっこう多くてよく分かっていません。
 今SBMが力を入れたいのが契約数の獲得というのは誰が見ても分かるわけで、そうした契約者が多く利用するのは音声+ケータイコンテンツとなるでしょうから、本来はデータ通信については多分やりたくないのが本音かなと感じます。でもイーモバイルやドコモ・auが、金額の差こそあれいずれもがPCに接続しての定額データ通信を提供している事で、少なからずサービス提供の重要性とそれを利用しての顧客獲得に関心はあるのだろうなぁと思います。ここで味噌なのは、SBMが独自ネットワークのみを使わずイーモバと提携して定額データ通信サービスを提供しようとしている所。MVOとかMVNOとかいう用語もちらほら見えて来てそういう点に分かりにくさを感じてしまう事もありますが、要はSBMがイーモバネットワークを借りて、データ通信部分をレンタルして補ってもらおうということなのでしょうね。その際W-CDMAの周波数帯がお互いに異なるので、業者間の接続に関しては問題になりますが、今後両方の周波数帯をカバーできる端末が出るだろうということになるみたいですね。むしろ実際にサービスが始まれば、SBMとしてはHSDPAといった高速かつ大容量な通信はイーモバに任せて、自網では相変わらず384kbpsであえて制限しようとするのではないかと疑っていますw
 SBMとは相性の悪い私などには、ほとんど「人のふんどしで相撲をとる」図式に見えてしまうのですが、企業としてはそういうスタイルが効率的なのかも知れませんね。個人的にはSBMはイーモバを利用できればよし、データ通信でパンクさせてもうちは知らねと切り捨て、最悪消耗して弱体化したイーモバをつぶすか飲み込もうかと算段してる姿が目に浮かぶのですが(笑)、いずれにしてもSBMとイーモバと2キャリアで契約しなくても、SBM一本にまとめられるというのは楽かも知れません(SIMは2枚になるかもしれませんが)。イーモバの速度低下も懸念されますが、それによるサービス低下はSBMにとっても顧客獲得低下に関わる問題事ですので、イーモバに負担をかけさせる一方で自社が不利にならないように見せるための防衛対策も考えるのがSBMかなと思っています。
 でいまだによく分かっていないのは、SBMとイーモバ間の連携データ通信て、イーモバがドコモとやってる音声ローミングのスタイルとは違うという事なんですかね?音声とデータは違うんだということだと、周波数の違いが大きな課題になるのは分かりますが、同じようなものだとなるとそんなに問題視することもないのかなぁと、素人思考でいます。そういうこと言ってると今までの音声端末ではイーモバ地域ではデータ通信できないことになるわけですしね。その辺どうクリアされるのかも気になっていますw