しかしニールとライルはみんなどうやって見分けてるんだ?

 ダブルオーもセカンドシーズンに入って、かすかな違和感を覚えながらも数話はいい感じに進んでいたように思いますが、この2話ほどで、アレルヤxマリーとかティエリア女装とか、なにやらきな臭い香りが漂ってきている気がします。単なる演出の一端であればよいのですが、種死のように道を外してしまわないよう祈るばかりですw
 個人的実感ですが、かすかな違和感というのはそういう話ではなく、セカンドシーズンに入ってからはファーストシーズンで掲げていたような理念みたいなものはかなり薄れた気がします。もっとキャラがみんなそれぞれの信念とかを持っているのがけっこう見えていたように思うのですが、介入行動にしても今までは世界の紛争根絶ということで大風呂敷を広げていましたが、今はアロウズ固執した描写が強くて、なんとなく小さく感じてしまいます。もちろんソレスタルビーイング自体も弱体化していますし、地球は地球でアロウズが強力すぎる権力を持っていることで、そこらへんの差異がクローズアップされているのは当然かもしれません。セカンドシーズンに入ったばかりなので、今は導入を描こうという意図もあるのかもしれません。5年も歳月が過ぎてガンダムだけが強いという図式が薄れ、対抗する擬似GNドライブ搭載MSもまた強いというバランス感覚があるからかもしれません。でもなんか物足りないというか、ダイナミックさが減退した感は否めません。青い地球をバックに衛星を救おうとしたキュリオスの大胆さや、スローネ隊との交戦の後の刹那とロックオンの想いのぶつけ合い、ああいう場面は結構好きなので、それに並みするほどの熱さは、セカンドシーズンにはまだそれほどないですね。というかあるのかもしれませんが、深みとかは私の感覚ではあまり伝わってこないです。ソレスタルビーイングに参加してる人はみな背負うものがあるということはファーストシーズンから事あるごとに刻まれていますが、セカンドシーズンではあまり描かれませんしね。ファーストで描いたからセカンドではあまり言わなくていいじゃん?というほど、彼らの背負わされているものは簡単なものではないでしょう。
 アレルヤがマリーを救い出す話などもあんなに1話程度であっさり片付けてしまうほどの話だったのでしょうか?アレルヤが幼い頃の施設脱出後の凄惨な話とか、超人機関壊滅なども、重い話をしていたような気もしますが、なんかマリーもあっさり受け入れてしまいストーリー的に膨らみがないような。それにマリー救出劇はもちっと苦悩の末に的な演出があってもよかったように思いますが、これを1話で済ませてしまったということは、以後の2人の運命がいっそう過酷なものになるということを想像させたいのでしょうか…。ライルもニールに対してコンプレックスを少なからず抱いているようですが、その辺もいずれ語られたりするのでしょうか。アザディスタンもこの5年の動きがほとんど知らされること無く滅ぼされてしまっています、いずれここがマリナや刹那たち反アロウズ派が集う聖地みたいな場所になるのかなと予想したりしていますが、ますますZガンダム化していきそうな気がしてヒヤヒヤしています。いち視聴者の勝手な言い分ながら、適当にキャラに発言させては状況だけ進めて、薄い話にならないようにという願いはあります。
 なんかまとまりもないうえに眠くなってきたので、また気が向くまで垂れ流しのままこれで放置しまつw