春節爆竹解禁その後

 13年ぶりに春節旧正月)のお祝いで名物の爆竹が解禁となり、当日は大賑わいだったようですが、やってみればやはりというか、過激な行動から予測されただろう被害が現実になっていたようです。

北京:13年ぶりの「音と光」の年越し、けが人も発生
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0129&f=national_0129_002.shtml
河南:「春節の惨劇」縁日で爆竹が大爆発、16人即死
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0130&f=national_0130_004.shtml
重慶:「爆竹解禁」が裏目か、火災191件で過去最多
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0130&f=national_0130_005.shtml

 最近の中国人のモラルがどうなってきているのかはなかなか図り難いところがあると思いますが、しばらくぶりのお祭り騒ぎであったこともあり抑えられない面もあったことでしょう。しかし祝い事で死傷者を出していてはシャレになりませんし、これから2008年の北京オリンピックに向けてもお祭り事だと称してこうした過激な行動があっては、海外からの参加者は安心して開催期間を過ごすこともなかなかできないと思います。もちろん中国人民全員が過激なのではなくむしろ大半は先進的な考えを持っていると思いますが、2年後の国際イベントの場では安心して運営を任せられる国家足りえるのか、この数年が注目されます。