「ローマの休日」

 今夜放送していました。何度か見たことがありますが、その都度感じ方が違うように思います。昔はまだまだお子様でしたので「へぇ〜」と言う感じで見ていましたが、見るたび心に染みる場面が多くなり、今回は普通かもしれませんがラストシーンで特に胸が痛みました。休日は終わりぬ、ということでむしろ立ち去るジョーこそが日常であり、決して交わることのない2人の人生がそこにある。ローマですごした短い時間は決して夢ではないけれども、現実と言うにはあまりにもはかないひと時なんですね。アンにしても、王女と言う身分が自分の手で捨てられるものであれば恋や愛に生きる幸せもあったのでしょうか。誰にとって何が幸せかは人それぞれに帰すると思いますが、多分こうしかありえなかったであろうこのラストシーンはやはり切ないですわ(u_u) ただあのローマでの休日という一瞬があるのなら、悲恋こそ最高の結末なのかもしれません、なんともシュールな見方になりますが。
 しかしいくらステキな恋愛映画といっても、イブの夜にはもちっとハッピーエンドで終わるやつを選んだ方がいいんでないか?(;o;)!! それとも悲恋な話を出しておいて、それを見て「俺たちはちゃんと幸せになろうな…」とか言ってカップルが盛り上がるという図式があるのか?そうなのか?そうならうらやまし過ぎるぞーヽ(`Д´)ノ!!!