四川の豚肉が危ない!

 Asukal師匠のとこでも報告されていますが、中国四川省で大々的に感染症が流行しているようです。また広東省でも発症例が報告されています。

豚連鎖球菌感染症:四川で死者34人、発症174人
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0730&f=national_0730_003.shtml

豚連鎖球菌感染:広東省でも発症例、すでに退院
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2005&d=0730&f=national_0730_002.shtml

 ちと怖いですね。今のところ中国に行く予定はありませんが、友人知人には中国にいる子や夏休みを利用して行くという学生もいますから心配です。
 ちなみに四川と豚肉と聞くと、私などは即宋代の大文人・蘇軾を思い浮かべましたが、東坡肉(トンポーロー。いわゆる豚の角煮)を発明したのが実は彼で、四川出身の彼は後に号(別名)を東坡とつけていたことから名づけられました。しかし実は蘇軾が東坡肉を作り出したのは浙江省杭州でのこと、しかも本読みにふけって鍋の水に漬けていた豚肉が3,4日漬かったまま水を含みすぎ、捨てようと思ってだめもとで料理したら実はうまかった、というのが東坡肉の始まりです。四川出身の蘇軾が豚肉を料理したからと言って、四川が豚の名産地というわけではないのです(もちろんいい豚が育っていた可能性はありますが)。
 ま、余談です。まずはSARSのような大きな被害にならないよう願うばかりです(u_u)