Comparison of Hi-End Pocket PC PDAs の結果はどう?

 TK-BLOG※経由にて、Mobile Review で「Comparison of Hi-End Pocket PC PDAs」と銘打ち、VGA PocketPCの総括記事が公表されました。私は英語はトンと苦手ですので、読解はaviさんとこ※を大変参考にさせて頂きました、ありがとうございます(^^♪

 調査対象機種は

と、これまで発売されているVGAマシンのすべてを網羅しているわけではありませんが、現行モデルとして各社を代表する面々ですね。

 総合結果はみなさんご存知の通り、LOOX720が総合的に1位という、ユーザーとしては嬉しい結果になっております(^^♪

 まあ日本でのLOOX720普及に一役買った(と勘違いしている?)私としては何かコメントを出さないわけにはいかないのですが(。∀・☆\ポコ、スペック的には最強と呼べる特徴は正直持っていません。最もないものはグラフィックチップ、これが非搭載であるために動画再生においては他機種に1歩も2歩も遅れを取っているのは間違いなく事実です。またCPUも最速ではなく、他機種にはある拡張バッテリもなく、セールスポイントは?と言われてこれ!っと真っ先に挙げられるものはない、少なくとも実際に使用したことのないユーザーであればまず挙げられないのではないかと思います(ユーザーであっても難しいかも^^;)。しかし最低限欲しいと思えるものは多分全部持っています。コンパクトな筐体、CF+SDダブルスロット、ジョグダイヤル、内蔵130満画素カメラ、予備バッテリも同時充電可能なクレードルWi-fi&BlueTooth、USBホスト機能、豊富なバッテリ容量、CPUスピード調節機能などなど。こうしたそつない性能の積み重ねが、今回の評価に繋がったといえるでしょう。

 まあ私が開発・販売してるわけでもないので私から何の自慢できることはないのですが(笑)、実際に使ってみてみることで良さの分かるマシンなんだな、というのが、私の今回の感想です。例えて言えば、付き合ってみてから分かる恋人の良さ、というのが今は理解できている感じでしょうか(^^ゞ

 ただ私は幸いにしてLOOX720をチョイスしましたので、そうしたことが言えるわけで、LOOX720以外のVGAマシンを所有しておられるみなさんが一様に、自分のマシンに対してそうした愛着や理解があるはずですし、その辺は個々人の思いによるところでしょう。今回のMobile Review で思うのは、やはりこうしたマシンは、何かしら一押しできる特徴を持ったものが強いのだろうな、というもあるだろうな、とあえて考えています。日本でのPPCユーザーは実際のところコアなユーザーであれば、OSが英語であろうが日本語であろうがそれほど気にならないと思います。またLOOX720VGAマシンとしては比較的先発な方で、LOOX720とほぼ同時にhx4700が来て、その後e830、日本語版hx4700、AximX50vなどと来ており、先に発売されていながらユーザー数(私は日本の事情しか知らないので世界的にLOOX720ユーザーがどれだけいるか知らないで言ってます)が少数であるのは、hx4700X50vが高機能を掲げて登場を待っていたこともあると思います。

 そういう場合、やはり先発はどうしても比較対象になってしまいますし、実際に手に持って使い比べられる土壌があれば、もっと選択肢はあるのだという気はしますが、そうでない場合、結局公表されたスペックや、各レビュー記事を見て購入検討を行うことになります。LOOX720もそれらの情報で十分購入意欲をそそるものではありましたが、実際に購入された例は少なく、なかなか普及していないというところです。またオンラインショップのみの販売というスタイルが主流(店頭販売も多少はあるけど)であることも一因でしょう。そういう点も含めて、LOOX720は特筆できるセールスポイントに欠けているでしょうね・・・(^^ゞ機会があれば是非私のでよければ触っていただきたいです(^^)v

 まあよく普通が一番、なんていわれる事がありますが、今回のような時にはそれが当てはまったのかもしれません。飛びぬけた性能もないけど、悪いところもほとんどない、そうした中庸なところが今回の評価なのでしょう。ただそうしたマシンを作るというのは、それ相当の努力があっただろうと思います。SIEMENSのこの成果には賛辞を送りたいですね。ただし、1点不満。サポート面の不備です。いまだにROMアップデートもなく、ドライバサポートもありません。その点は他機種がうらやましいなぁ(TーT)

 ま、なにはともあれ私の恋人LOOX720が1位になったのがやっぱりうれしいかな、わ〜い(*^。^*)