ユビキタス・コミュニケータ(UC)

 TRONといっても映画ではありません(古っ!)。その筋の方ならご存知だと思いますが、TRONというのは、東京大学坂村健教授が提唱した「The Real-time Operating system Nucleus」のことで、詳しい話は実は私もよくわかっていませんが、近年囁かれるユビキタスコンピューティングを理想的に実現できるオペレーションシステムとして注目されています。過去はスーパー301条に圧殺され日陰に立つ時期もありましたが、現在は日本の企業が開発に協力し、規模もずいぶんと大きくなってきました。そのあたりの事は、プロジェクトXでも取り上げられた事があります。

 で、その一環として、T-Engine以来の成果がどうやら更に形になっていたようです。

新型ユビキタス・コミュニケータ登場、いよいよ量産態勢に

 LOOX720に夢中で1ヶ月も見逃してました(^^ゞ

 144(高さ)×76(幅)×15(厚さ)ミリの196gとPPCでいえばGENIOe830Wあたりでしょうか。さらに200万画素のデジタルカメラVGAディスプレイ搭載で、2.45GHz帯と13.56MHz帯のマルチバンドucodeタグリーダーを内蔵(これはよく分かりません^^;)、無線LANbluetoothの2台通信装備、おまけに指紋認証ユニットもあるという、スペックとしては申し分ないものでしょう。カードスロットは前モデルだとSDカードとeTRON SIMカードスロットが備わっており、インターフェイスIrDAと(USBホスト/クライアント)などとかなり豊富でしたが、今回のはどうでしょう。

 ソフトウェア的には高速画像処理機能などを盛り込んでいるようです。ただMPEGだAVIといった動画ファイルまで扱えるかは不明、またpocketOfficeのような統合ビジネスソフトなどはあるのか、といった点はまだ未知の領域ですが、坂村氏曰く、「マルチメディア対応のモバイルパソコンと同等以上の機能」を持つそうなので、コンシューマ向けにも販売されたあかつきにはぜひとも使ってみたいマシンです(^^♪

 今は30万円台なんて出せませ〜ん、早く安くなって〜|くι´Д`|っ