先の件とは関係ない話ですが

 最近京都の賃貸事情というと、今騒がれているのは更新料の是非が問われている件でして、私も払わざるを得ないので2年ごとに支払っていますが、ほんとこういう習慣はなるべく止めて欲しいです。先日も借り主勝訴で更新料を支払わないことになった事案がありましたが、借り主の弁護士も言ってましたけど更新料分を家賃に上乗せして、家賃の価格競争をすればいいと思います。京都という街は学生の街でもありますので、少子化とは言われていても大学となると年々入居者集めに困ってる家主はいないように思いますし、入居が無いということはそれだけ魅力の無い物件だろうと思います。
 敗訴した家主側の弁護士は、更新料は契約時の約束事だから後から払わないというのはおかしい、という主張でした。確かに契約を厳密に遵守するのであれば家主側の弁護士の言うとおりです。契約が守られないのであればそもそも結ぶべきではありません。ただ京都の賃貸事情に照らし合わせて言えば、更新料が当たり前という前提で迫られれば、ほぼ選択肢もなく更新料を飲むしかありません。更新料を支払わなくてもいい物件もありますが、自分の希望条件の範囲内でそういった物件に出会える確率はとても低いです。そんな事情の中で、更新料が嫌なら契約するなと言われてもそれは無茶な話です。借り手にとってはほぼ9割9分住むなと言われるような意味ですし、逆にそれで借り主をどんどん逃してしまえば家主にとっても大きな不利益でしょう。
 なんてことは考えているのですが、さて自分が次回更新料を支払う立場になったとしたら、家主とどう交渉したものかと悩みます。10年ほど住み続けている場所ですし、あまり家主とこじれないように対処したいと思っていますが、先のエントリに書いたとおりやって欲しいことをダラダラやられてたりすると、信頼にもキズがつく気がしますし、底が知れたような感じもして、更新料を選ぶか新天地を求めるか、ちょっと考えたりしますね。