なんだかな〜

 各所で取り上げられていますが、ソフトバンクパケット通信料に応じて速度制限するという話になっていますね。

ソフトバンク、12月1日から大量通信ユーザーを速度制限(ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20090929_318223.html

 携帯電話向けのパケット定額サービス(パケットし放題、パケットし放題S、パケット定額ライト、パケット定額)は月間300万パケット以上(PCサイトブラウザ、PCサイトダイレクト利用時は1000万パケット以上)、スマートフォン向けの「パケット定額フル」1000万パケット以上、というのが設定されている基準で、私などはiPhoneユーザーですので「パケット定額フル」1000万パケット以上がラインとなります。

イー・モバイル、大量通信ユーザーの速度制限を10月開始(ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20090717_303225.html
「パケ・ホーダイ ダブル」でPC接続も定額に、帯域制限は強化(ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/43739.html
au、夜間帯のEZwebにおいて大量通信ユーザーの通信速度を制限(ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41164.html

 イーモバイルは300GB(25億1658万2400パケット)以上、auEZwebの前々月の月間利用パケット数が300万パケット以上(21時〜翌1時の間、EZwebの通信速度のみ制限、BREWアプリ、PCサイトビューアー、Eメール、パソコン接続でのパケット通信対象外)、ドコモは対象基準非公開、と条件はさまざまですがすでに制限が実行されており、ソフトバンクも追随するというのはそういうご時世かなとも思いますが、サービスとしては後退してますのでなかなか納得はできませんよね。特に内容とは関係ありませんが、このところソフトバンク後出しじゃんけんばかりでセコさ丸出しという気がしてなりませんw
 このタイミングでの制限する理由は公式には言われてないようなので分かりかねますが、個人的には(多くの方も同様だと思いますが)iPhoneユーザーの急増というのが影響しているだろうと想像しております。iPhoneでは大量のパケット通信を行う場面が多いですし、標準アプリからしYouTubeGoogleストリートビューが使える状態ですから、大量通信が前提で扱うデバイスと言ってもおかしくないでしょう。ユーザーが増えればトラフィックも渋滞するのは当然ですので、ユーザーとしては帯域増強を望むわけですが、キャリアとしてはま逆に押さえ込みにかかっているという構図になっているわけですから、非常に後ろ向きで残念な選択だと思わざるを得ない所です。逆にイーモバイルの桁外れの制限条件は恐ろしくゆるいですね、新興キャリアだけに最初からこのくらい余裕のあるネットワーク構想を盛り込んでいたかどうかは分かりませんが、ユーザー数の少なさを考えても単純にすごいなと思います。
 そう考えてみると、旧来の3キャリア(ソフトバンクも買収以前からの歴史がありますので含めてます)はぼちぼち頭打ちという感もありますし、停滞しかけているこの状況はLTEが次の波となって変革をもたらしてくれるだろうと予測もしたりできます(キャリアも今後のお金のかけ方というのがあるでしょう)が、ユーザーがそれに対応するには更なる端末の買い替えが必要でしょうし、そんな将来のことより今を楽しみたいですよね。
 ちなみに私の9月29日までの確定前利用料金は約55万円(相変わらずビビらせるよなwww)でしたので、パケット換算でおよそ600〜700万パケットくらいではないかと思います。メールとブラウジング、アプリのダウンロードやそれに由来するネットワーク利用が主な用途ですが、これに音楽や動画のダウンロードorストリーミング再生などに手を出してしまうとあっという間に1000万パケットは超えますので、ソフトバンクが提示する今回の条件はなかなか厳しいものがあると感じています。もっと無線LANで通信しろよと言われればそれまでですが(笑)
 エビバデキャンペーンを再延長していますからさらなるiPhoneユーザーの増加は免れないでしょうし、今後規制上限をさらに引き上げられないかという心配もあります。改悪はkuソフトバンクの十八番ですし、これ以上の悪化が無いことを祈るばかりです。