天安門事件20周年

 ちょうど20年前ということで、当時はまだ私も若かったwので、昼夜問わずテレビ越しにリアルタイムで映る不思議な光景を、なにやら物騒に感じながら見ておりました。それが自由のための戦いだったと実感できたのはずっと後のことでしたが、この戦いで中国が失ったものは多かったと思います。日本にあっても自由というのは、いろんな制約がありその中で限定された自由だと感じることは多々ありますが、それでも駄文であってもこうして好きなことを自由に書いても、それで検閲を受けたり削除されたりしない自由があるというのは、当たり前すぎて忘れてしまうような貴重な権利だったりすると思います。中国政府も経験からさまざまな規制を行って歴史を繰り返さないようにしているのでしょうが、当時の犠牲者の追悼活動を邪魔したり特定サイトアクセスを禁止したりと、20年を経ても変わらないものなのかな、と残念に思うところもありますね。学問を媒介として中国にアプローチしていく立場になった自分には何が出来るのか、答えは明確ではありませんが、歴史的教訓を忘れずに今後も中国と向き合っていこうと思っています。