レッドクリフPart.1

 観てました。私は三国志から中国学に入った人間ではありませんので実はぜんぜんはまっていないのですが、映画は映画ということで楽しんで観ておりました(^^♪ 日本語堪能な金城武の吹き替えが別人というのがなんとも妙な感じでした(笑)
 林志玲扮する小喬はさすがに美人ですね、ふさわしい配役だと思います。ただ小喬に関しては史実としてはほとんど伝記がなく、レッドクリフで語られる小喬のエピソードはおそらくほぼ映画独自の演出です。ネタバレになるので詳しく書きませんがワタシはすでにPart.2を中国語版で観ており、その演出のせいでびっくりするような展開が待っています。おそらく映画の出来を左右するような演出だと、個人的には思っています(笑) 小喬のみならず他にも映画独自の解釈がちりばめられています、というかそもそもレッドクリフは中国の正統な歴史書である『三国志』をベースにしているのではなく、明代の小説である『三国演義』に材を得ているので、自然とフィクション性豊かになるのは当然で、Part.1クライマックスの八卦の陣も実際は伝承のない架空の陣なので、どのような演出をこらしたのか私などは観ていてもさっぱり分かりません(笑)
 もちろん史実と違うからつまらないということではなく、娯楽映画の演出として非常に楽しめる内容です。林志玲も堪能できました(*´∀`)
(追記)
 放送後のPart.2の予告編?はチトやりすぎですね、こんなに見せてしまうとストーリーの中心はほとんど分かってしまったようなものです。あと予告編の問題ではありませんが、「未来への最終決戦」というサブタイトルも何となく違和感を感じてしまいます、『三国演義』で赤壁は非常に人気の高い山場の一つではありますが、特に最終決戦でもないのでね…(笑) いずれにせよ、ラストの赤壁の決戦と、賛否両論になろう小喬が絡むエピソードは楽しめると思います(^^ゞ