VAIO Type Pリリース

 いよいよSONYが超小型PCに参入(というか戻ってきた)ですね。

SONY プレスリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200901/09-0108/

SONY Style type P
http://www.jp.sonystyle.com/Vaiohp/Store/Products/P/index.html

 店頭モデルではVGN-P70H(ワンセグモデル)とVGN-P80H(ワイヤレスWAN/GPSモデル)の二種類が用意されていますね。機能的な違いは上記以外には無いようですが、SONY Styleでは店頭モデルのOSはVista Premiumになっているのに対して、ニュースサイトや量販店各社HPではVista Basicになっています。おそらく後者の方が正しいと思われます。カラバリは4種類ありますが、ブラックはオーダーメイドのみなんですね。普通は真っ先に店頭に置く売れ筋カラーだと思うのですが…。
 また、レビュー情報などもすでにあがっていますね。

ソニー、封筒サイズの“ポケットスタイルPC”「VAIO type P」
(以下すべて「PC Watch」より)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0108/sony.htm

VAIO type P発表会レポート〜「ネットブックとは一線を画す新しいジャンルの製品」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0108/sony2.htm

○Hothotレビュー ソニーVAIO type P」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0108/sony2.htm

 昨今のUMPCネットブックの中では軽量にして高額というLOOX Uに近い存在でしょうね。OSがVistaであるということでかなり敬遠されがちではありますが、例のXPが搭載できるハードウェア条件に合致していないんでしょうか?液晶解像度が横1600ドットあっても、ディスプレイサイズが14.1インチまでであれば大丈夫でしょうし、XPを載せない理由が見当たらないように思います。ドライバが準備できていないという背景もあるかもしれません。海外でも今のところはVista Home/Premiumが選択可能で、むしろ日本のSONY StyleVista Businessまで選択可能な方が贅沢のようですが、Businesが選択できるならXPダウングレードサービスも用意して欲しいですね。
 超小型PCとしては液晶解像度の高さやGPS搭載を選択できるという点で、他機種と一線を画するものと思いますので、十分魅力的なデバイスだと個人的には感じます。SONYに対しては特別好きとも嫌いともない目線で見ていますが、今回好感を持っているのはPシリーズがかつてのCシリーズを踏襲している印象であるということ。現行のメーカモデルのUMPCネットブックといえば、基本的には新規設計で進められていて目新しさを求める傾向があるように思います。Librettoシリーズを継承しない東芝LOOX S/TシリーズをLOOX Uにフィードバックしない(と私が個人的主観でそう思っている)富士通、目新しさも大事ですしそうした視点から優れたものを提供していますので、悪い事では決して無いのですが、TZシリーズで505をリスペクトしたSONYが、Cシリーズを彷彿とさせるPシリーズをリリースするという手法は、いささか懐古主義的とも言えそうですが、他社には無い面だなと思います。東芝富士通ももっと自社ブランドのうまい使い方を考えればいいと思うんですけどね。個人的にはLOOX Tシリーズを今復活させれば、1kg以下で2スピンドルな高機能モバイルを、ひいては工人舎のSR/SXシリーズを遙かに超えるものが作れるのではないか、と思っています。
 ともあれPシリーズ、欲しいなぁと思いつつ、『VAIO New Mobile』先行予約エントリーのご注文受付開始メールが届きましたのであれこれカスタマイズしてみると、ワンセグとWWAN/GPSの選択を残して(WWAN/GPSは近日選択可能でしたので)、軽く15万を超えておりましたわ…。店頭モデルのマイナーチェンジ(CPUグレードうp!など)を待って、WWAN/GPSモデルあたりをゲトしたいですね。できればOSをXPにしt(ry