工人舎SC・SXシリーズ

 工人舎からNEWモデルが登場しました。

SCシリーズ(工人舎
http://jp.kohjinsha.com/models/sc/index.html

SXシリーズ(工人舎
http://jp.kohjinsha.com/models/sx/index.html

 SCシリーズは、筺体としてはSRシリーズのものをベースに、光学ドライブを省略したものの、このモデルの最大の特徴はGPSを内蔵していると言う点。GPS内蔵モデルは重量も約820gということで、ギリギリ持ち運びながら測地して遊んだりできるところでしょう。
 SXシリーズはSRシリーズと近い仕様ですが、筺体はデザインを一新、流線型で綺麗になりました。液晶解像度も1280x768と他社のモバイルPCと比べても遜色ないものとなりました。またExpressカード/34スロットを搭載(CFスロットは未搭載)し、次世代仕様に対応したとも言えそうです。Webカメラも2つ付いてます(笑)重さは1.25kgということで少々重くなってしまったのがネックかもしれませんが、DVDマルチを搭載してもこの重量であれば、HP 2133にも引けはとらないでしょう。
 いずれも魅力的なモデルですが、工人舎と言うブランドを考えると犠牲になった面もいくつかあります。1つは今まで液晶左右に搭載されていたナビゲーションキーなどのハードウェアボタンが、すべてなくなってしまったこと。その分液晶が左右に広くなってメリットもあるのですが、なんとなく液晶周りが寂しくなりましたし、なにより遊び心がなくなってしまったように思われます。これでタブレットモードにした際の操作性がどのような感覚になるのか、気になるところです。また、SXシリーズの筺体の大きさで奥行きが従来のSRシリーズなどと比べると、約2cm長くなっており、より正方形に近い形状になるという点です。GPSやExpressカード/34スロットを搭載したことで生じた差だと思いますが、工人舎のモバイルPCは、液晶面を立てると目立たなくなりますが、液晶回転軸の奥にはさらにバッテリ部分のでっぱりがあり、液晶を閉じた形では意外と奥行きがあることが感じられます。それがさらに長くなったということで、より大きく見えるようになるかもしれません。
 個人的には多少のマイナス面は感じられるものの、いずれも魅力的なモデルです。1点惜しいのは、SRシリーズでは台湾だとGPSまで搭載した全部入りモデルが発売されたにもかかわらず、日本ではそれが未発売であり、今回のSXシリーズでもワンセグ光学ドライブまで搭載しながら、GPSではなくExpressカード/34スロットを搭載している点です。実現できるとすれば、SXシリーズにGPSを搭載した最強版を、ぜひリリースして欲しいですね(^^♪