PW-LT220登場

 シャープから新しい中国語系電子辞書が出るそうです。

PW-LT220
http://www.sharp.co.jp/papyrus/lineup/pw-lt220/index.html

 バックライトや手書きパッドといった他社電子辞書にも標準の機能はもちろん備わっています。特記されているのは、音声に合わせ、再生中のテキストを字幕のように表示するという「字幕リスニング機能」。個人的にはコレは要らないです(笑)あっても面白い機能だとは思いますが、普通に考えて、表示されている例文がすでに分かっていて、その例文の音声を聴きたいと思って発声をさせるのですから、自分でどこを読んでいるのか分かっているでしょうし、わざわざ文字を反転させて表示しなくてもいいのではないかと思いますね。それは趣味の問題だとして置くとしても、もっと現実的な問題では、リンク先の機能説明を見ていただければ分かると思いますが、そのとき表示されている例文にはピンインが付されていません。つまり漢字を見ながら音を聴くわけですが、この状態では学習にならないのではないかと思います。ある程度学習が進んだ者にとっては問題がないかもしれませんが、初学者にはやはりピンインを見ながら音を聴いて発音練習をして欲しいところです。
 それでも他にも魅力ある機能としては、音声発音の再生速度を5段階に切り替えられる機能や、語学テキストに付属しているCDの音声をパソコン上でMP3に変換し、SDカードに保存してPW-LT220上で再生できるというMP3プレーヤー機能などがあり、この手の機能はちょっと他社製にはない、どちらかというと中国製の電子辞書に搭載されているような機能が盛り込まれていて、その方が私は評価できます。
 これで愛知大の『中日大辞典』が収録されていれば欲しくなるかもしれないのですが…。CANONやカシオのハイエンドモデルが軒並み収録していることを考えると、チト手落ちな気がします。せめて今後コンテンツカードによる追加辞書としてリリースして欲しいところですね(^^ゞ