悲しいことではありますが

 この金曜日になりますが、父方の祖父が他界いたしました。肺炎を患ったのがきっかけだったようですが、この1週間で色々とあり急激に衰えてしまい、永眠することとなりました。人が亡くなるというのは等しく悲しい出来事ではありますが、年齢的にはもう91歳と言う長寿でしたので、遺族としても納得して送ってやることが出来たと思います。大正時代に生まれ戦争を体験し、淡路大震災にも負けずここまで生き抜いた姿は、尊敬に値するものであったと思います。また一方では度が過ぎた頑固じじいという印象も残っており、時には頼りになり時には接し難いこともありました。まあ色々とありましたが、それほど苦しまずに逝ってくれたことは本人にとっても残された者にとっても幸いであっただろうと思います。先に逝った父とあの世で親子仲良くやってほしいものです。
 今回は私は喪主をする立場ではありませんでしたので、責任のある役どころも無く通夜や告別式に並ぶことが出来ました。それでも直系の孫で名前を継ぐのは私一人ですので、喪主に次ぐ立場で式に臨むことになったり、他界直後の夜は一晩夜とぎをしたりと、心身ともに疲れる週末となりました。その反面、こういう機会にアレですがしばらくぶりに会ういとこたちと話が出来たり、いとこの子供と怪獣ごっこして暴れたりし、楽しい時間を過ごすこともできました。故人を見送る場というのは、同時にこれからを生きる者たちがお互いの無事息災を確認する場でもあり、未来ある子供たちをみんなで見守る場でもあったりするのかもしれません。人の生と死とが交差する瞬間を感じる場所でもあるなぁと思いました。
 見送りを済ませたとはいえ、明日から急に気持ちを切り替えて過ごせるものではありませんが、この場で語るのは今日だけにしておきます。オンラインでのことですので、こういう話は書かずに当たり障りのないネタで取り繕っておくこともできるのでしょうが、私はこの場を虚飾で飾るのは好きではありません。自分の興味あること、嬉しいこと、悲しいこと、書き留めたいこと、どんなことをここに書くかは別にして、ある意味ではここが私自身といってもいいような所があります。依存とまではいかないと思ってはいますが、楽しくてしょうがない気持ちで書いたり、いやな事をぶちまけるはけ口の場として文をつづったり、それはここが自分の鏡や分身みたいな面もあるのではないだろうか、と、常々思う所があります。ブログ上ではなるべく楽しいことを書いてみんなで楽しめればいいなというのが信条みたいなとこがありますし、また明日からはいつもどおりのペースで書こうと思っています。戯言を多々述べてしまいましたが、来訪してくださる方々には、今後ともよろしくお願いいたします…o(_ _*)o