カシオのツインタッチパネル搭載の中国語電子辞書

 カシオがメインディスプレイとボタン部側に2つのタッチパネルを搭載した電子辞書14機種をリリースするとのこと、もちろん中国語モデルも入っています。

カシオ、ツインタッチパネル搭載の電子辞書14機種(ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38125.html

このうち中国語モデルは「XD-SP7300」(40,000円前後)と「XD-GP7350」(47,000円前後)の2モデル。中国語関連の共通コンテンツとしては、


「中日辞典」
「日中辞典」
「中国語 新語ビジネス用語辞典」
「日中英固有名詞辞典」
「日中英・電子術用語対訳集」
「日中パソコン用語辞典」
「ひとり歩きの中国語自遊自在」

が収録され、さらに後者には『中日大辞典』が収録されているのは、実はこれまでとたぶん同じ(笑)で、メインディスプレイがタッチパネルに対応したということで、操作性は良くなっているという事です。
 しかし気になるのは、実際にどの程度操作性がよくなっているかと言うこと。これまでメインディスプレイがタッチパネルといえばキヤノンのWordtankですが、あちらは手元のタッチパネルを想定せずにコンテンツが作成されていますので、メインディスプレイでの操作性はかなり考えられています。今回のカシオの方は、メインディスプレイのタッチパネル化に合わせてどの程度コンテンツをカスタマイズしているのか、と言うのは非常に気になる所です。上記URLからリンクされるニュースリリースには、メインディスプレイでの手書き検索には入力エリアを40.7mm×36.8mm(XD-GPシリーズは44.2mm×40.2mm)と大きくとった「1マス画面」というのが採用されているという話ですので、実際に店頭で使い勝手を試してみたいですね。
 ただこのところ電子辞書は、コンテンツの充実度に比例してどんどん重量も重くなっていってるような気がして、その点は気になっています。、「XD-SPシリーズ」が約295g、「XD-GPシリーズ」が約335g(いずれも電池含む)と、300gオーバーとなり、モバイルデバイスを比較対象にすべきかどうかは別として、リナザウシリーズが約298gとほぼ拮抗しますし、軽さが使い勝手にもつながるX02HTは約120gですから、およそ3倍の重さの電子辞書を携帯することになります。ちょっとこの重さはこのご時世になるともう一息がんばってほしいな、と感じます。軽量な電子辞書だと「XD-P730A」がありますが、こちらは『中日大辞典』が収録されていませんので、当然ながら軽さを求めるとコンテンツ量が少なくなってしまう傾向があります。今回のモデルも順調に進化していて頼もしいと思いますが、これからは軽くてコンテンツ豊富な電子辞書を追求する方向に向かってくれると(さらに価格も安くなると)うれしいですね(^^ゞ