ソフトバンク、au、新機種発表

au
EXILIMウォークマン、防水ワンセグなど15機種――auの2007年夏モデル(ITmedia
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0705/22/news033.html
au、防水ワンセグケータイなど夏モデル15機種を発表(ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/34592.html


(画像は「ケータイWatch」より)

SoftBank

チタンボディ、フラットスライド、VGA+HSDPA、Windows Mobile 6など12+1モデル──ソフトバンクの夏モデル(ITmedia
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0705/22/news079.html
ソフトバンク、夏モデル12機種発表(ケータイWatch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/34593.html


(画像は「ケータイWatch」より)

 発表されましたね〜(´・∀・`) 仕事から帰ってとりあえずチェックしています。以下長いので略したヽ(`Д´*)ノ!!
 
 まず最初に文句になりますが、1日のうちに2社が計27機種も同時に発表するなんていうのはやめてほしいですね、ケータイWatchに上がってくる情報を一通り眺めるだけでも辟易してしまいました。いや勝手に情報を求めて一通り見て勝手に疲れているという面も否めないので、一概にキャリアの責任ということでもないと思いますが、発表日などはキャリア間でも調整することができるでしょうし、日時以外にも端末に関する情報の流し方も工夫があっただろうと思います。全部見終わる頃にはもう疲れ切ったという方が少なくないと想像しています。また新機種とはいえ、ソフトバンクは相変わらず同形機種のクローンを揃えたみたいなラインナップをやり、auでも同じような感じのする端末がいくつかあるように思います。こういうスタイルがトレンドになってほしくないですし、前モデルをベースに作るのもいいですが同時に前モデルも同等あるいはそれに近いバージョンアップを行う、というようなアフターケアもそろそろ考えてほしいです。新スマートフォンの登場という噂もあり、今日の発表会は両キャリアとも特に期待度も高かったでしょうし、実際盛り上がる要素があるのですが、逆に最も昨今の携帯業界の切迫感や狭隘さというか、どっしりと構えていられない余裕の無さを露呈したのではないか、というのも感じました。
 auはあまり注意していなかったこともありよく分かっていないのですが、15機種のうち「W53CA」「W52S」あたりはそれぞれのブランドを前面に出して、実力も備わった端末かなと思いました。にしてもAQUOSやらEXILIMやらWALKMANやら、今はブランド力なんですね。「W54T」は正直前モデルの「W52T」をSBMの「911T」に置き換えたような感じですが、Bluetoothにおける音声出力の進展は気になります。あとはよー分かりません。サービス面でもそこまでしなくても、というラインナップですが、「モバプリ」はひときわ存在が怪しいですね。「専用サイト「モバプリ」でダウンロードしたコンテンツを対応プリンタに赤外線転送して印刷できる。」ということですが、専用サイトのコンテンツに限定されてもどれくらい需要があるのかなと。しかもコンテンツは有料ですので、よほど充実し魅力ある内容でないとユーザーは食いつかないのではないかと感じます。またauからのスマートフォンのリリースに関しても情報がありましたが、もうWILLCOMから1年半近くスマートフォンが市場に出回り、ドコモやSBMが徐々にラインナップを増やしつつある状況なのに、いまだ検討中というのはよほど難航しているという状態なのでしょうか?それに「EV-DO Rev.A」規格対応端末がまったく出ていないというのはよく分かりませんね。SBMがHSDPAを売りにしているのが分かっていながらEV-DOという武器を持たずに同日発表会を行っている所に、勝手ながら痛々しささえ感じてしまいます。以後このサービスをどう展開させていくつもりなんでしょうね〜。
 ソフトバンクは今回12機種(「805SC」を合わせると13機種とか)で、詳細は書かずともシャープと東芝がクローン的端末のラインアップで大半を占めているというのは明らかですね。キャリアとしてはラインナップの豊富さを売りにしたいということなのかもしれませんが、端末メーカーはそれを希望しているんでしょうかね。各端末それぞれの出来も悪いとは思いませんが、腰を落ち着けたものづくりという印象は正直ないですね。個人的に注目なのはやはり「912SH」です。シャープとしての全部入りを目指した意欲作という気はしますが、今までの9xxシリーズから思えばそれほどグレードの高い出来ではないようですね。ワンセグ・AF320万画素カメラ・HSDPA対応・Bluetooth・IrSimple・PCサイトブラウザ・おサイフケータイといい線は行っていますが、カメラはどうも光学ズームが無く、GSMも対応情報は今のところ無く、GPSもなさげと少々元気の無い仕上がりかなと思います。「912T」は、タッチセンサーを搭載したりワンセグmicroSDに録画できるのがいいポイントですね。「912SH」よりも軽いのもナイスです。ただ東芝機なのでAF付きとはいえCMOSカメラ画質は気になるところです。あと注目されるのはやはり新スマートフォンX02HT」と「X01T」ですね。「X02HT」は約120gと軽くて魅力的です、ただOSが「Windows Mobile 6 Standard Edition」なためにタッチパネルで無いというのは個人的にはそそられない所でもあります。今のところ日本で投入されているスマートフォンのほとんどが、E61などを除いてタッチパネル仕様であるので、そうした状況に慣れているユーザーはもしかしたら戸惑うかもしれません。カラバリが3種類あるのは見ているだけでも楽しいですね。「X01T」は「Windows Mobile 6 Professional Edition」なのでタッチパネルに対応、800×480ドットWVGAも魅力を感じます。スライドキーボードは個人的には惹かれませんが非常に強力な端末には違いありません。ただ「X02HT」も「X01T」も、パケット割引は「PCサイトダイレクト」が適用されるでしょうから、パケット上限が高めの設定なのはネックでしょうね。たとえばせっかく「ホワイトプラン」という武器があるのですから、「Wホワイト」で電話料金半額、さらに新たに「トリプルホワイト」でパケット上限半減、なんてサービスでも打ち出してほしいものです。ところで、新しいコネクトカード&データ定額プランまだ〜?(;∀; )っ/凵 ⌒☆チンチン
 ソフトバンクは帯電話用共通API指向型プラットフォーム「POP-i(Portable Open Platform Initiative)」(ポパイ)の開発に着手するとも発表していますね。これはまったく門外漢ですので見解もありませんし、たぶんユーザーとなって実際に現物を見て何がどうなのか分かるかもしれないというレベルですが、海外への展開も構想にあるようで単純に楽しみです。
 いずれにしても楽しみな部分もありつつ、今回の発表はチト追いかけるのに疲れましたね。文章も若干殺伐としていますが、数や色の多さという見た目の華やかさはそろそろ控えて、より実際的なこだわりの名機を追い求めてくれる時代に、今後は移行してほしいなと思ったりしています。私自身日本人で日本でばかり使っているから、という面もありますが、日本のケータイというのも決して嫌いではありませんし、優れた面も多く持っています。それが今後海外の技術も取り込んでさらに鍛えられ、世界に通用するものが出来上がってもいいのではないかと内心思っています。中国で言えば清朝末期の洋務運動みたいな時期が来ればいいな〜、と期待を込めて接していきたいですね(^^ゞ