ソフトバンクCMに講義抗議相次ぐ

 まあ当然なことですが、以前エントリさせていただいたソフトバンクのCM、予想通り抗議が多く届いているそうです。もちろんソフトバンク自身にとっては「予想外」だったのではないかと(w

ソフトバンク:携帯電話CMに「いじめ助長」の抗議相次ぐ
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061224k0000m040081000c.html

 それでもやはり不快感をぬぐえないのは、こうした現象がありながらソフトバンクのコメントは、

「ターゲットは中高生や大学生で、『通話が無料なので、友達と交流を増やしてほしい』という思いを表現した。いじめを意識してつくったものではないが誤解を招いた。視聴者の意見を今後もCM制作に生かしていきたい」

 と語っており、あちらの言い分では視聴者が「誤解している」と考えているのがまたいい気がしません。「作り手の意図と異なる意見」とか「予想外でした」(笑)と言うなら言い訳として聞く耳も持てる(てかここまでくれば「浅慮でした」と認めていいと思う)のですが、この言い方では自分たちは言いたいことだけ言いましたと開き直り、謝罪するどころかむしろ見る側が「誤って解釈した」というのですから、非は我々視聴者にある、と言われているようなものです…orz 細かいことかもしれませんが、中国語に限らず外国語を相手にしていると、翻訳などをする際には外国語よりもむしろ日本語の言い回しの方に気をつけることに重きを置くと思います。外国語は辞書で調べればおおよその意味は理解できますが、いざそれを適当な日本語に置き換えられなかったりすると、しばしば自身のボキャブラリーの低さに泣きたくなることが多々あります。翻訳の話はたとえ話ですが、どのような場面でいかに最適な言葉を使うべきか、というのは慎重を期してしかるべきでしょう。私自身の日本語力も怪しいところが多々あると思いますが、このCMにこれだけの反響がありながら、まだ適した言葉を選んで使えない所が、いかにもこのCMが作られるべくして作られたという気がしますし、自分よりも相手に責任を押し付けるという、ソフトバンクの他罰型な体質が改めて垣間見えるようです…つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚