私の頭の中の消しゴム

 前々から見ようと思っていながら機会を逸していましたが、今日テレビで放映されるのを知り、見ることができました。ラストはチトよく分からなかったのですが、いろんな思い出に包まれてもう一度だけ記憶を取り戻したということなのでしょうか?だからチョルスの最後の思いの言葉はちゃんとスジンに届いたと思ってオケなんかな?だとしても、えらく綺麗に終わっっちゃったなという印象ですが、こうしたテーマを取り上げていることも意味があるなと思いますし、映像の作り方としてもオシャレでキメの細かい作り込みがされてるなという気がします。もちろん二人が病気の事を知らされて以後はそれ以上に、折に触れ病気であることの苦しみや接することの難しさも描写されていて、いい映画だったと思います。
 もし自分がその病気だったら、あるいは伴侶がそうなったら。映画ではそうなりませんでしたが、スジンの元恋人の上司が家を訪ねてきて、怒りをあらわにしたチョルスが上司を表に連れ出し殴りつけたあの場面、あるいは曖昧模糊となったスジンがチョルスを刺していた可能性だってきっとあったでしょう。そのくらい命がけで付き合わなければならないことでしょうから、もしも…という程度で考えて答えを出したとしてもそれは現実味のないものかもしれません。
 誰しも嫌な記憶は消えてなくなってくれればいいと思うところですが、案外そうした記憶も後でいい思い出になったりするものも中にはあったりしますし、人が生きていくうえで記憶というのは大事なものですね。ましてや忘れたくない記憶をなくすというのは本当につらいことだと感じさせられました(u_u)
 まあ、私の頭の中の妄想(ノ´∀`*)は、消しても消しても追いつかんですが…(*´Д`)