中国の景勝地で、映画撮影禁止

 中国共産党機関紙・人民日報などによると、同国建設省はこのほど、景勝地での映画やテレビの撮影や大型イベントなどを原則として禁止する通知を出したそうです。

景勝地での撮影、原則禁止=自然破壊批判受け−中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060513-00000048-jij-int

 撮影用の建築残骸や大量のごみなどが放置されて、自然破壊を招いたとされる映画は、陳凱歌氏の「無極(PROMISE)」。日本からは真田広之氏なども出演している映画で、邦人が関わるからというわけではありませんが、実際にそうした環境に対しての配慮がなかったとすれば、残念な事です。対して現在は中国国内でさえ、自然環境を無視して近代化を進めている面もありますので、それを置いて映画撮影云々の一事を以って禁止とするのも対応策としては行き過ぎな気もしますね、原則的にという事ですので特例はあり得ると思いますが。ただそれにしても国内外を問わず、古き良き中国の景観をできるだけ保存していてほしいというのは、中国に関わる人々が一様に持っている願いではないでしょうか。