久しぶりに電子辞書を取り上げてみる

 最近は中国語を引くにも電子辞書ではなくPDAから引くようになり、とんとご無沙汰しているのですが、カシオから発売されるのを見ると6ヶ国語の音声発音に対応するようになっているのですね。

カシオ、6カ国語の音声読み上げに対応した電子辞書
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/27419.html

 この機種は特に外国語に特化している電子辞書ではないようですので、中国語は会話集のみの発音ということです、てかほかに中国語系コンテンツは見当たらないのですが。漢和辞典に収録されている発音記号などは発音できないということかもしれません。SDカードスロットでコンテンツを増やすこともできますが、すでに辞書は100種類収録されているということで、もう書籍の山を部屋に積むのもばかばかしくなるような収録数ですね^^; 紙の辞書も大事という人もいて、電子辞書排斥派のような人物も身近にいたりするのですが、世の流れはこの方向でもう止められないでしょうね。ただ、いくら辞書数を増やしても、基本的なコンテンツは私の知る限りではほとんど新版に差し替えられず、旧版のままここ何年も使い回しされているような状態です。その分辞書数が増えてもコスト的には楽なのかもしれませんが、せっかくのデジタルなデバイスがいつまでもアナログ的な中身の取り扱いをしていても、見た目ほど進歩しているとは思えないですね。辞書が新版に差し替えられないのは諸々事情はあると思いますが、そろそろ各社とも辞書数や音声にばかり目を向けずに中身の充実を、数の上ではなく実質的な部分で図って欲しいものです。