LOOX N500シリーズが出てるけれど…

 LOOX N500シリーズが発表され、ほどなくN520のレビューも公開されております。画像が公開された当初はコラっぽい絵だなと思ってましたが^^;、そのまま立体になっていたので実際洗練されているなと感じていました。感じてはいるのですが、実はいまいちそそりません。WM5.0がまだ完全に日本語化できないということも一因だと思いますけれども、N520は720よりも小型でGPS搭載と魅力のある仕上がりにはなっているとはいえ、その他のスペックでは平凡なマシンである感が拭えません。Firstlooxのまとめを引用すると以下のようなスペックだそうです。

PocketLOOX N520
Size - 116 x 70 x 15
Weight - 141g
Expansion - SD slot, USB Host
Wireless - Bluetooth and WiFi (only 802.11b in this unit - it will be 802.11g in the final version); IR on the left
Screen - 3.5" QVGA
Battery - 1200 mAh
Processor - PXA270 312Mhz
RAM - 64MB (c. 50MB available; c. 37MB free)
ROM - It appears that this early unit only has 64MB (c. 27MB available). The final version will have 128MB
Audio - speaker in the D-pad, microphone on the left side
(大体分かると思うので翻訳は手抜き^^;)

 N520はN500シリーズの中でもローモデルに位置すると思われますが、iPAQで言えば1900シリーズに相当する性能かと見受けます。LOOX700シリーズにはCPUもPXA272を使ってますから1世代前のものを使用してしかもクロックはそれほど高くはありません。バッテリはGPSWi-fiなどの通信機能を考えるとむしろこれからのデバイスとしては小容量な気もします。メモリもOSがWM5.0では心もとない量です。ちと不平っぽく書いてる気もしますがそういうわけではないのです。用途を考えると標準的なラインはクリアしているデバイスで興味を引くところもあるのです。私がまだN520あたりに本格的な興味を示せないのは、N520がLOOX400シリーズの後継機種的位置づけであるからだと思います。
 私がLOOX720を選んでこの1年ずっとメインで使ってこられたのは、まさに全部入りのデバイスであったからです。N520もいいのですが、私にはまだ物足りません。早くN540というハイエンドLOOXが出ないかとすでにそわそわしているわけです。それでも今回N500系の筐体がN520のもので統一されるとしたら、CFスロット削除やジョグ未搭載などマイナス面があることも間違いない(まだ必要だと思ってます^^;)わけで、N540にはGPS802.11gが用意されているというメリットがあるとしても、プラスマイナスでどのくらい私の心が躍るか正直分かりません。N540はLOOX700系の後継機としてN520(LOOX400系)とはさらに一線を画するボディとスペックを備えてしかも期待通りの「全部入り」で来てほしいと願うのは贅沢なのでしょうか?LOOX720を使っていると、次にはこれ以上のものを、とついそういった欲が出てきてしまいます(^^ゞ