BenQ P50簡体字版レビュー

愛ちゃん

 id:kzouさんとこから。BenQ P50の簡体字版があるらしいです(^^♪

BenQ P50簡体版本
http://www.hi-pda.com/forum/viewthread.php?tid=256589&fpage=1&sid=rSWD0Y

 「版本」というのはエディションのことですから場合によっては「バージョン」と訳してもいいですね。コメントのほうではハードキーボードが中国語入力にどの程度対応しているのか、価格はどのくらいになるのかがささやかれています。価格の方はTreo650よりも少し安く、4000元〜4500元(約6万円〜6万5千円の間かな)で発売されるのではないかと言う事です。市場に出回る時期は未定ですが、私自身も簡体字を扱う事が多いですので、簡体字版のリリースが現実になるとうれしいです(^^♪
 ちなみに現在12人の人柱隊の方々が購入予定の中文版P50、中文版の中文というのは中国語全体を総称する言い方で、本来は繁体字版というべきでしょう。繁体字は現在台湾や香港、東南アジアのチャイナタウンなどで使われている字形で、日本も戦前はこの字形(旧字体という)を使っていたわけです。日本は今は常用漢字を使うようになってますね。簡体字と言うのは中華人民共和国独自の表記法(東南アジアも結構広い地域で使っているらしい)で、毛沢東の政策で1960年代以降広められたわけで、台湾や香港の人は基本的に簡体字は読めません。まあ文字を改革すると言うのは、始皇帝が文字の統一をやったり則天武后が則天文字を作ったりしたこともあり、権力者が自己の勢いを誇示するためにやったりするイメージもあるのですが(^_^;)
 ところで漢字文化の面白さと言うか、日本の常用漢字でも繁体字にも簡体字にもない字があったりするわけで、「仏」や「広」などは日本で簡略化された漢字で、大抵の漢字文化圏の人には読めないと思います。「仏」は「佛」、「広」は「廣」(簡体字は广)と書かないと読んでもらえません。また「辻」や「槻」は日本独特の漢字で中国語にはない字です、「辻」や「槻」を使う名前は結構あると思いますので、旅行にでも行って字を理解してもらうためには若干の説明が必要です(^^ゞ